なんか今日急に閃いたんですけど、局長に「おたわむれを……」って言わせたくない? 言わせたい。言ってくれ。
局長に「おたわむれを……」って言われてムラッとしちゃうV氏が存在する。してくれ。
問題はどの文脈で「おたわむれ」砲を撃たせるかなんだよな。何があったんだ。教えてくれ。「おたわむれを……」って言う局長、どんな顔してんだろう。頬をやや赤らめてへにゃっと笑うのがまあ鉄板なんでしょうけど、まったく笑ってない目でやや見下し気味に「おたわむれを」(ハッ、と鋭い息を吐きながら)というのもこれはこれでセボンですね。いずれにせよV氏がムラッとします。してくれ。
RVはどっちがご主人様でも楽しいからいいなあ。まあR氏もV氏も独立したひとつの存在なので決してどちらかに従属することはないんですけど。いやでも従属してくれ。そういうプレイとして。なんかチェスとかボードゲームとかで「勝った方が今夜のServantになる」みたいな遊び方をしてほしい。なぜならどっちも相手がMaster役してるのが好きだから。みたいな。なんかよくわかんなくなってきたな。
「おたわむれ」ってひらがなにすると一瞬なんのこっちゃになるんだけど、「お戯れ」って漢字にするとなんかそれはそれで違うんだよな、ニュアンスがさ。
あとこれは昨日閃いたんですけど、アーロン氏の営む間口の小さな居酒屋の常連であるブリッツファンのモブの話とかどうだろう。どうだろうってあんた。
モブはね、かなり真面目なブリッツファンなんですよ。彼はとある企業でデータ分析の仕事をしていて、そのノリでチームの勝率とか選手の成績とかをデータベース化して自分のブログで公開してるの。サッカーとかであるじゃないですか、ゴールキーパーのPK防衛率をボールの位置でプロットして「この選手は右下に転がってくるボールに弱い」とかそういうやつ。そういうのを趣味で分析してる野生のデータマン。で、彼は緻密な分析に基づいてジェクトのファンになったわけ。昔は「こんな調子こいた野郎が……」とか思ってたんだけど、数字を掘れば掘るほどジェクトのすごさが定量的に可視化されてもう信じるしかなくなった的な。
このモブは勤め先のわりと近くに行きつけの居酒屋があって、カウンター8席だけのうなぎの寝床みたいな小さな細長い店で、飯も酒も美味いんだけどいかんせん店主がいかつい。なにしろ片目に傷がある。愛想もそんなによくない。なんなら出てくる料理も別に洒落てないし、カウンターの隅にテレビつけっぱなしだし、でも煮付けとか煮物とかが妙に美味くていきなりマニアックな酒を仕入れてたりする。あと悪質な酔っ払いを摘み出すのがむちゃくちゃ上手い。落ち着いてのんびり呑めるから気に入ってる。
ある夜、残業のせいでエイブスの試合に間に合わなそうで、録画予約はしてあるけど生で観たい、そういやあの店テレビあったよな、頼んだら試合観せてくれねえかなと期待してモブは居酒屋に向かうんですよ。引き戸開けて入ったらテレビのチャンネルがまさに見たかった試合に合っていて、彼は注文もそこそこにビールをあおりながら試合を堪能するわけ。
今日もジェクトがいい仕事をして気持ちよく試合終了、ふと気づいたら他の客が揃ってはけていて店は店主とモブのふたりきり。店主には「随分熱心に観ていたな」と控えめに揶揄われ、恐縮半分気恥ずかしさ半分で冷めた煮物に手をつけようとするんだけど、そしたら「温め直してやる」とかなんとか世話を焼かれて、流れでついブリッツ語りジェクト語りをしてしまうんですね、このモブは。わりと熱くかなり激しく。特に自分がいかにしてジェクトのファンとなったかを熱弁している間なんか、店主がやけに可笑しそうな顔をしているのにも気付かずにね。
いい気分で酒を呑み、締めにサービスで出してもらった味噌汁(むちゃくちゃダシが効いている)を啜り、そろそろ帰らないと明日も平日だった、と慌てて店を出たモブは知らないんです。彼が去った後、のれんを下ろして「閉店」の札を下げた引き戸を開けて「帰ったぞ〜今日のヒーローのお帰りってかァ」などとご機嫌なキング・オブ・ブリッツがやってくることなど。
……っていうね。ここで書いたら満足しました。ここでネタだけ書いちゃうとそれで満足するからよくない。
休暇明けの仕事が嫌すぎて身体症状が出てしまっているのがだいぶしんどいですね。幻覚だけ見て生きてゆきたい。あわよくばその幻覚をちゃんと書き起こす元気が欲しい。