どうも。週一のブログ更新さえ覚束ない状態で恐縮です。葛城です。
最近どうもやたらと冷えるな、と思っていたのですが、もう11月も末なんですね。最高気温が一桁の季節に突入していたわけです。そんなことも失念して秋口にぴったりのジャケットで出社し、危うく風邪をひくところでした。
相変わらず推しのことを考える精神的余裕に欠ける毎日を送っておりますが、あれですね、推したち(特に本編で命を落とすことになった・落としたことが確定的に明らかである推したち)、死後はイーハトーヴ的な世界で生きていて欲しい、と思います。
いや、イーハトーヴ的世界って何よ、という話はあるんですが。私にもよくわからん。でもだだっ広い草原と、その向こうに複雑な稜線を描く小高い火山性の山があって、いつでも冷たい水の川が流れていて、あちこちに針葉樹林が散在していて、遠くに猟銃の音と獲物を追う大型犬の息遣いが聞こえて、ひとびとは特別善良でもなくかといって恐ろしい悪人でもなく、たまに明るい空からみぞれがびちょびちょ降ってくる、そういう場所に在ってほしい、推したち。
こういう世界で楽しく生きているヴェシドネスが見たい。生前の世界では観測できなかった現象が頻発し、生前の常識ではあり得ない物質がそこらじゅうに転がっている世界で、研究対象がやまほどあって楽しくてたまらないシドと、それを手伝ったり横槍入れたり混ぜっ返したりするヴェーネスと、村のひとびとの揉め事の仲裁などをしながらシドネスを見守る閣下が見たい。閣下にはついでに貸本屋とかしてほしい。本は村のひとびとが持ち込んだり、どこからともなく現れたりする。ヴェーネスはシドと遊ぶのに飽きると閣下の貸本屋にやって来る。貸本屋といいつつ特に対価は受け取らないので、雑然とした図書館みたいな状態。
せっかくだから、ガブチャンとドレイスさんも同じイーハトーヴにいたらいいと思う。ドレイスさんは村いちばんの猟師で、畑を荒らす獣を村から依頼を受けて狩りにゆくのです。自分の身体より何倍も大きな猛獣を、村の若い衆に的確な指示を出しながら仕留める。ガブチャンは閣下の貸本屋の整理(本が勝手に増えるので永久に終わらない)を手伝ったり、シドに頼まれて鉱石や植物を採集しに行かされたり、ドレイスの狩りを補助したり、村の教会の屋根を修繕したり、畑の収穫を手伝ったり、ついでに子どもたちに勉強を教えたり、あっちこっちで忙しい。ガブチャンがあっちこっちで忙しい間、ドレイスさんは猟師の仕事がない日は村の女性からご馳走してもらった酒などを呑んでいる。彼女はヴェシドネスにはあまり近づかないようにしてるけど、たまに狩った肉が余ったりするとガブチャンに押し付けて届けさせたりする。
そういう世界のさ、のんびりした取り止めのない話を読みたいね、ぼくは……。なんかこう、ヴェシドネスの交換日記的な体裁で書かれたやつを。
過去記事へのemojiぽちぽちありがとうございます〜! 年末までにはひとつかふたつ、新作を書きたいねという気持ちです。気持ちはある。