投稿者: katsuragi_14
coat
【coat】コート、外套。※ハッピー異界設定 玄関の扉を開けると、すでに日が暮れ始めていた。足下から突き上げるような冷気に包まれて、ちらりと空を見る。空気は乾いて張り詰めているが、今夜あたり雪が降るのかもしれない。吐い…
ornament
【ornament】装飾品、調度品、飾り。(やや古)彩りを添える人。※ハッピー異界設定 それはティーダの母の喪が明けたある冬の日。 ようやっと夢のザナルカンドの生活に慣れてきたアーロンは、街並みが一気に華やいだことに気…
legend
【legend】伝説、逸話。伝説的人物、偉人。 思えば、あの時早々に死んだのは、ある意味では正解だったのかもしれない。 主と友の犬死。憤怒の命じるままにガガゼトを越え、崩壊したザナルカンドを駆け抜け、再び相見えたユウナ…
pattern
【pattern】規則的に繰り返される様式、形式、模様。※ハッピー異界設定 「おや、雨だね」「おー、けっこう降ってんな」 窓際でチェスに興じていた友人たちの声に、アーロンは顔を上げた。 暮れる日を追うように雨が降り出した…
build
【build】建てる、組み立てる、建設する。 その頃は全てがとっ散らかっていた。 子はかすがい、という言葉はティーダの家庭には残念ながら当てはまらず、ジェクトを失った母子の家は見事に崩壊寸前だった。寝付いてしまってベッ…
ring
【ring】輪、環、螺旋の一回転。指輪・足輪を嵌める。ぐるぐる回る。 夜の闇が恋しかった。この箱庭はあまりに明るくて忙しない。眠らない摩天楼が投げかける光の洪水に腕の中のものを奪われまいと指に力を込めた。アーロン、と苦…
ripe
【ripe】果実が熟した。来たるべき時が来た。 ――いつか、おれの夢を見てね。 「おれさ、寄り道すんの好きだったんだよね」 フリオニールが遠くを見ていた目を引き戻した。目の前に広がるのは見渡す限りの荒野、崩れた岩の…
catch
【catch】受け取る、捕まえる。 「おう、相変わらず派手なナリしてんな」 深く通る声。その掌は確かな体温と質感を伴って、フリオニールを難なく受け止める。「――あんたは、」 咄嗟に視線だけで振り返れば、触れるほど近くに輝…
injured
【injured】怪我をした、傷を負った。 がきん、と金属の擦れ合う耳障りな音がした。「くっそ、通んねえ!」 その身を軽やかに翻したティーダが隣に着地する。弾かれたチェーン付きナイフを引き戻して、フリオニールは彼を見や…
ride
【ride】乗り物に乗る。 見渡す限りいっぱいに広がる、若草の鮮やかな緑。ところどころ顔を見せるのは黄や桃色の可憐な花。頭上には抜けるような蒼穹が広がり、髪を揺らす風は爽やかだ。まるで絵本のような、平和な昼下がり。セシ…